アムランコンサート

2月24日、東京芸術劇場で、シャルル・リシャール アムランのコンサートに行きました。
都民芸術フェスティバル参加公演で ミヒャエル・バルケ指揮の読売日本交響楽団でした。
2015年のショパンコンクール・ファイナルで彼のショパンの協奏曲2番を聴いて、その柔らかく美しい音色と確実な演奏に感動しました。衝撃に近い感動です。1番があまりにも有名ですから、2番がこんなにも素敵な曲だということを、彼の演奏で初めて知ったといっても良いぐらいです。
入賞者のガラ・コンサートや、昨年初夏のオペラシティでのリサイタルにも聴きに行き、ソナタ(ベスト・ソナタ賞受賞)やバラードを聴き、ますます真摯な演奏、完璧なテクニックなのに暖かさを感じる彼の演奏の「とりこ」になっていました。
そして、今回待ちに待った協奏曲でしたが、期待を超す演奏でした。オーケストラの好演もあったかと思います。
この一年、さらに研鑽を積み経験をしたことが、彼の演奏をより豊かにしたのだと思います。
そして、彼の純粋で、余計な雑音にとらわれない人柄が演奏に反映するのだと思います。
今回の観客はアムランのファンばかりでは無い感じでしたが、それなのに演奏後の拍手は大変なものでした。コンクールを聴いて以来のファンの私としては「誇らしい」感じもしました。
